「会議のメモ、AIに要約させたいけど……ChatGPT・Gemini・Claude、結局どれが一番”そのまま社内共有に使える”の?」
——議事録づくりをAIに任せたい会社員なら、一度は迷うところですよね。
ネットの比較記事は「なんとなくの印象」ばかりで、実際の出力を突き合わせたものは意外と見当たりません。
そこでこの記事では、まったく同じ会議メモ・同じ指示を3つのAIに与えて、25点満点で採点しました。
使ったメモも採点基準も全部公開する、再現できる比較実験です。
結論から言うと——「そのまま送れる度」で一番だったのはChatGPTでした。
※本記事は2026年7月9日に筆者が実際に3つのAIへ同一入力して比較した結果です。
AIの出力はモデルの更新やプロンプト、入力内容で変わります。
あくまで「この条件での一例」としてご覧ください。
結論:総合トップはChatGPT。でも僅差、用途で選べる
先に結果です。
同じ会議メモを要約させ、5つの軸(各5点)で採点した合計は次のとおりでした。
| AI | 合計(25点満点) | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 🥇 ChatGPT | 24点 | いちばんクリーン。手直しなしで送れる |
| 🥈 Claude | 22点 | 最も抜け漏れがない。ただ少し冗長 |
| 🥉 Gemini | 21点 | 分類は丁寧だが、書式がやや重い |
差はわずか3点。
どれも「要点を落とす」ような失敗はゼロで、正直どれを使っても実用レベルです。
だからこそ、細かい差=「あなたが何を重視するか」で選べます。
まずは、どうやって比べたのかを見てください。

検証の条件(そのまま再現できます)
フェアに比べるため、条件をすべて固定しました。
同じことをやれば、あなたの手元でも再現できます。
- 入力:架空の「LP改善ミーティング」の箇条書きメモ(CVR改善・ABテスト・フォーム項目削減・事例差し替え などを含む)
- 指示(全AI共通):「決定事項/ToDo(担当と期限つき)/次回までの宿題 が一目で分かるように。箇条書き中心。メモにないことは足さない」
- 採点(各5点・計25点):①要点の網羅 ②正確さ(メモにない事実を足さない)③構造の見やすさ ④そのまま共有できる度 ⑤指示への素直さ
会議メモの要約そのものをAIに任せる流れはAI議事録ツール、毎週90分が15分になった会社員の使い方でも紹介しています。
採点結果:5つの軸で見た3AIの差
軸ごとの点数がこちらです。
差が出たのは、主に「見やすさ」と「そのまま共有できる度」でした。
| 採点軸(各5点) | ChatGPT | Claude | Gemini |
|---|---|---|---|
| 要点の網羅 | 5 | 5 | 5 |
| 正確さ(捏造なし) | 4 | 5 | 4 |
| 構造の見やすさ | 5 | 3 | 3 |
| そのまま共有できる度 | 5 | 4 | 4 |
| 指示への素直さ | 5 | 5 | 5 |
| 合計 | 24 | 22 | 21 |
全AIともToDoの担当・期限は正確に拾えていて、「要点を落とす」心配はほぼありません。
差がついたのは、その先の”仕上がりの質”でした。

実際の3つの出力(全文)
採点の根拠になった、3つのAIの実際の要約(そのまま)です。
同じメモから、こんな違いが出ました。
ご自身の目でも見比べてみてください。
ChatGPTの出力
6/23 新サービスLP改善ミーティング(社内共有)
【決定事項】
・LPのCVR(1.2%)改善に向けて施策を実施する。
・ファーストビューの文言ABテストを来週から開始する。
・予算の追加は行わず、現状の範囲で改善を進める。
・次回ミーティング(7/7)でABテストの初速を確認し、今後の方針を判断する。
【ToDo(担当・期限)】
・佐藤:ファーストビューの文言ABテストを担当(来週開始)
・鈴木:フォーム入力項目(現状7項目→3項目案)の実現可否をエンジニアへ確認(次回まで)
・山本:今年の事例を3件ピックアップし、6/30までに田中へ共有
【次回までの宿題】
・各自:競合C社の新しいLPを確認しておく。
→ 決定・ToDo・宿題が重複なくスッキリ。
そのままメールに貼れる完成度でした。
Claudeの出力
【決定事項】
・ファーストビューの文言ABテストを来週から実施する
・予算は追加なし。現状のリソースでできる範囲で進める
・次回(7/7)にABテストの初速を見て、今後の方針を判断する
【ToDo(担当・期限)】
・佐藤さん:ファーストビューの文言ABテストを実施(来週開始)
・鈴木さん:フォーム入力項目の削減(7→3項目)の可否をエンジニアに相談・確認(次回7/7まで)
・山本さん:差し替え用の今年の事例を3件ピックアップし、田中さんへ共有(6/30まで)
・全員:競合C社の新しいLPを各自チェックしておく
【次回までの宿題(7/7まで)】
・フォーム項目削減の可否確認(鈴木さん)
・事例3件のピックアップ・共有(山本さん)
・競合C社の新LP確認(各自)
→ 抜け漏れはゼロで期限も丁寧。
ただしToDoと宿題で同じ項目を繰り返し、少し冗長でした。
Geminiの出力
【決定事項】
・今期の基本方針:予算追加は行わず、現行予算の範囲内でLP改善を行う
・次回ミーティング:7月7日(ABテストの初速を確認し、今後の判断を行う)
【ToDo(担当・期限つき)】
・ファーストビューの文言ABテスト実施
担当:佐藤さん/期限:来週から開始
・掲載事例の差し替え(新規事例を3件ピックアップし田中に共有)
担当:山本さん/期限:6月30日まで
【次回までの宿題】
・フォーム項目削減の可否確認
担当:鈴木さん/7項目→3項目をエンジニアに相談・確認
・競合調査
担当:全員/競合C社の新LPを確認
→ フォーム削減を「宿題」に置く分類は最も忠実。
一方で担当・期限を改行で分ける書式が縦に長く、情報密度は低めでした。
いちばん差が出たのは「ToDoと宿題の分け方」
今回いちばん面白かったのが、3つの実務タスク(ABテスト・フォーム削減・事例差し替え)を「ToDo」と「次回までの宿題」にどう振り分けるかで、3つのAIの判断が割れたことです。
| AI | 分け方の特徴 |
|---|---|
| ChatGPT | 3タスクをToDoに、競合チェックだけ宿題に。重複なくスッキリ |
| Gemini | 「フォーム削減の可否確認」を宿題に分類。メモの”次回までに確認”に忠実 |
| Claude | ToDoに全部入れ、宿題にも再掲。網羅的だが同じ項目が2回出て冗長 |
実はメモ上、これらは「どちらとも取れる」あいまいなタスク。
ChatGPTは”読みやすさ優先”、Geminiは”指示への忠実さ優先”、Claudeは”漏らさない優先”と、性格の違いがはっきり出ました。
正解が1つでないぶん、ここは好みが分かれるポイントです。
各AIの”クセ”(実際の出力から)
- ChatGPT:決定事項→ToDo→宿題の流れが最もクリーン。そのままメールに貼れる完成度。強いて言えば「CVR改善に向けて施策を実施する」など、やや当たり前の一文を足しがち
- Claude:情報の抜けがゼロで、期限も丁寧。ただしToDoと宿題で同じ項目を繰り返すため、読み手が「あれ、さっきも見た」となりやすい
- Gemini:タスクの分類はいちばん理屈が通っている。一方で「担当:」「期限:」を改行で分ける書式が縦に長く、パッと見の情報密度は低め。「今期の基本方針」などメモにない見出しを少し盛る傾向も

用途別・どれを選ぶ?
採点をふまえた、会社員向けの使い分けです。
| あなたが重視するのは | おすすめ |
|---|---|
| 手直しなしで、すぐ共有したい | ChatGPT(クリーンさ最強) |
| とにかく抜け漏れが怖い | Claude(網羅性が高い) |
| 指示どおりの厳密な分類がほしい | Gemini(忠実さ) |
迷ったらChatGPTでOK。
ただ、大事な会議で「1つも漏らせない」ときはClaudeで抜けチェック、という二段構えも賢い使い方です。
AI全体の選び方はChatGPT一強、終わりました|今から選ぶAIの正解もどうぞ。
私の場合|要約は”たたき台”、最終確認は必ず自分
<実際にやってみて>今回3つを突き合わせて改めて感じたのは、「どれも十分優秀だが、どれも”そのまま100点”ではない」ということです。
ABテストの担当や6/30という期限は3つとも正確に拾えていて、感心しました。
でも、ToDoと宿題の分け方のように、「人間が最後に整える」余地は必ず残る。
私自身、会議メモの要約はAIにたたき台を作らせますが、送信前に担当と期限だけは自分の目で確認するようにしています。
AIは要約の”9割”を一瞬で作ってくれる。
残り1割の「送っていいか」を判断するのが、人間の仕事だと感じています。

よくある質問
Q. 無料版でもこの精度が出ますか?
A. 今回のような短い会議メモの要約は、各社の無料版でも十分実用的です。
まず無料で3つに同じメモを投げ、返ってきた”読みやすさ”の好みで選ぶのがおすすめです。
Q. この結果は今後も同じ?
A. いいえ。
AIは頻繁に更新され、プロンプトや入力内容でも結果は変わります。
この記事は「2026年7月時点・この条件での一例」です。
大事なのは順位そのものより、”各AIのクセ”の傾向をつかむことです。
Q. 会議メモをAIに入れて大丈夫?
A. 実在の社外秘情報や個人情報は入れないのが基本です。
今回は架空メモを使いました。
実務では、固有名詞をぼかす・社内ルールを確認するなどの配慮を。
まとめ
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 総合1位 | ChatGPT(24点)=そのまま送れるクリーンさ |
| 僅差の2・3位 | Claude(22点・網羅)/Gemini(21点・忠実) |
| 共通点 | 要点・担当・期限は3つとも正確。実用レベル |
| 使い分け | 即共有=ChatGPT/抜け確認=Claude/厳密分類=Gemini |
「どれが一番か」は僅差でしたが、大事なのは自分の仕事に合うクセのAIを、たたき台として使いこなすことです。
今日からできる小さな一歩として、次の会議メモを3つのAIに同じ指示で投げて、返ってきた要約を見比べてみてください。
あなたにとっての”当たり”が、きっと見つかります。
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