発表前夜でも間に合う|AIプレゼン原稿と話し方のコツ

chatGPT

「スライドはできた。
でも、本番で何をどう話せばいいのか分からない」——プレゼンや発表を前に、そこで固まってしまう人は多いはずです。
資料が完成しても、”話す言葉”は別に用意しないと、当日つっかえたり、時間が足りなくなったりします。

実は、この「話す原稿づくり」と「想定問答」こそ、AIがいちばん得意な部分です。
この記事では、非エンジニアの会社員がスライドから話す原稿を作り、時間内に収め、質問にも備えるまでを、実際にAIで発表準備をした立場から、コピペで使えるプロンプト付きで解説します。

※ツール名・機能・料金は2026年時点の一般的な情報です。
変わる場合があるため、最新は公式情報をご確認ください。

AIでプレゼン準備する流れ(話す原稿・尺調整・想定問答はAI、話し方は自分)

結論:AIは「原稿」と「想定問答」に使う。話し方は3点だけ

先に結論です。
プレゼン本番でうまく話すために、AIに任せるのは次の2つ。
そして自分でやる”話し方”は、たった3点に絞ります。

やること 担当 効果
話す原稿を作る AI 「何を言うか」で迷わなくなる
時間に合わせて尺を調整 AI 時間オーバー・尺足らずを防ぐ
想定問答を用意 AI 質疑で慌てない
間・視線・一文を短く あなた 「伝わる」話し方になる

ポイントは、スライドと”話す言葉”は別物だと割り切ること。
スライドづくりそのものはAIで「伝わるパワポ」を20分で作る|構成から見た目までにまとめているので、資料がまだの人はそちらから。
ここでは”話す準備”に絞って進めます。

なぜ原稿をAIに任せると速い?スライドと話す言葉は違う

多くの人がつまずくのは、スライドの文字をそのまま読み上げようとするからです。
でも、スライドは”見せる用”に短く削ってあるので、読み上げても話がつながりません。

スライドの文字 本番で話す言葉
要点だけ・体言止め つなぎ言葉で流れを作る
数字や図が中心 数字の”意味”を言葉で補う
読む前提 聞いて分かる前提

つまり、スライドとは別に「聞いて分かる言葉」を用意する必要があります。
ここを一から自分で書くと時間がかかりますが、スライドの内容を渡せばAIが数分で下書きしてくれます。
下書きさえあれば、あとは自分の言葉に直すだけ。
ゼロから考えるより、圧倒的に速いです。

スライドの文字と本番で話す言葉の違い(要点の羅列と、聞いて分かる話し言葉)

ステップ①:スライドから「話す原稿」をAIに作らせる

まず、スライドの各ページの要点をAIに渡して、話す原稿を作らせます。
下のプロンプトをコピペして、あなたのスライドの中身に差し替えてください。

あなたはプレゼンの原稿づくりを手伝うアシスタントです。
以下のスライド構成をもとに、本番で「話す言葉」の原稿を作ってください。

# 条件
・聞いて分かる、やわらかい話し言葉で
・各スライドのつなぎ(「では次に」等)も入れる
・専門用語には一言の補足をつける
・1文は短く(読点でだらだら続けない)

# スライド構成
1枚目:タイトル「○○の提案」
2枚目:現状の課題(△△が非効率)
3枚目:解決策(□□を導入)
4枚目:期待できる効果(数字)
5枚目:まとめ・お願い

出てきた原稿は、そのまま使わず必ず声に出して読むのがコツ。
言いにくい言い回しや、自分らしくない言葉だけを直せば、”自分の原稿”になります。
プロンプトの型をもっと知りたい人は結局よく使うChatGPTプロンプト3つ|コピペ用テンプレもどうぞ。

ステップ②:時間に合わせて「尺」を調整する

プレゼンで多い失敗が、時間オーバーと、逆に早く終わりすぎ
これはAIに「文字数」で指示すると、かんたんに調整できます。

目安は、ゆっくりめで話して1分あたり約300字
持ち時間から逆算して、必要な文字数をAIに伝えましょう。

持ち時間 原稿の文字数(目安) 向く場面
3分 約900字 朝礼・LT・自己紹介
5分 約1,500字 社内の短い提案・報告
10分 約3,000字 企画プレゼン・成果報告

指示はシンプルでかまいません。
この原稿を、5分・約1,500字に収まるよう削ってください。
大事な結論は残して
」と頼めば、AIが優先順位をつけて縮めてくれます。
逆に短すぎるときは「もう少し具体例を足して1,500字に」と伝えればOKです。

プレゼンの尺の目安(3分で約900字・5分で約1500字・10分で約3000字、1分300字)

ステップ③:想定問答(Q&A)をAIに先回りさせる

本番でいちばん緊張するのが、質疑応答。
ここも、AIに「聞かれそうな質問」を先に洗い出させておくと、驚くほど落ち着けます。

原稿をAIに渡して、こう頼みます。

この発表内容に対して、聞き手から出そうな質問を10個、
きびしめの視点も含めて挙げてください。
そのうえで、それぞれに30秒で答える回答例もつけてください。

出てきた質問のうち、「答えに詰まりそうなもの」だけ、自分の言葉で回答を準備しておけば十分です。
全部を暗記する必要はありません。
「想定していた」というだけで、当日の心の余裕がまるで変わります。

緊張せず話す3つのコツ(一文を短く・間を置く・視線を3方向に配る)

緊張せず話す、3つのコツ(AIで練習できる)

原稿ができたら、あとは話し方。
デザインや話術のセンスは要りません。
次の3つを意識するだけで、聞き手への伝わり方が変わります。

  1. 一文を短く切る:「〜で、〜なので、〜ですが」とつなげない。句点で一度止まると、聞き手が理解に追いつける
  2. 意図的に「間」を置く:大事な結論の前に一拍おく。沈黙は不安になりがちだが、聞き手には”強調”として伝わる
  3. 視線を3方向に配る:原稿ばかり見ず、左・中央・右の人へ順に目を向ける。それだけで「語りかけている」印象になる

練習も、AIが相手になります。
音声で会話できるAIに原稿を読み上げて、「聞き手として、分かりにくかったところを指摘して」と頼めば、独りでも本番のリハーサルができます。
声で使えるAIの活用はAIと声で話して仕事する|音声モードでできる5つのことにまとめています。

私の場合:原稿をAIに作らせて、社内発表に臨んだ

<実際にやってみて>私は非エンジニアの会社員ですが、人前で話すのがずっと苦手でした。
スライドは作れても、当日の言葉が出てこず、頭が真っ白になることがよくありました。

そこで、スライドの要点をAIに渡して、話す原稿をまるごと作らせてみました。
出てきた原稿を声に出して読み、言いにくいところだけ直す。
それを持ち時間に合わせて縮めてもらい、想定問答も10個出してもらう。
この準備をしてから発表に臨んだら、「次に何を言うか」で焦らなくなった分、いつもより落ち着いて話せた実感がありました。
原稿を丸暗記したわけではありません。
“話す道筋がある”というだけで、これだけ楽になるのかと感じた体験でした。

よくある質問

Q. AIが作った原稿を、そのまま読んでもいいですか?
A. 一度は声に出して読んで、自分の言葉に直すのをおすすめします。
AIの原稿は言い回しが少しかたいことがあり、そのままだと”読んでいる感”が出ます。
言いにくい部分だけ直せば、ぐっと自然になります。

Q. 機密の内容を含む発表でも使えますか?
A. 社外秘や個人情報は、そのままAIに入力しないのが基本です。
数字や固有名詞は「○○」などに置き換えて構成だけ相談し、中身は自分で埋めてください。
情報の扱いは会社の情報をChatGPTに渡す前に必ずやる5つの安全チェックもご覧ください。

Q. 話すのが本当に苦手でも、効果はありますか?
A. むしろ苦手な人ほど効果が出ます。
「何を話すか」が決まっていない不安が、緊張の大きな原因だからです。
原稿と想定問答があるだけで、当日の心の余裕は大きく変わります。

まとめ

項目 結論
AIに任せる 話す原稿づくり・尺の調整・想定問答
尺の目安 1分=約300字(5分なら約1,500字)
自分でやる話し方 一文を短く・間を置く・視線を配る
使う前の注意 機密はそのまま入れない・原稿は声に出して直す

プレゼンが苦手なのは、センスがないからではありません。
たいていは、「何をどう話すか」の準備が足りないだけです。
そこはAIがいちばん助けてくれるところ。
今日からできる一歩として、次の発表では、まず手元のスライドの要点をAIに渡して、話す原稿を1本作らせてみてください
“話す道筋”が一つあるだけで、本番の景色が変わります。


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ゆたろー

サービス・小売業の現場で10年以上働いてきた30代・非エンジニア。「AIは難しそう」という状態から独学で生成AIを使い込み、今はChatGPT・Claude・Geminiを日常業務で活用しています。プログラミング未経験ながら、AIと対話しながら店舗3Dレイアウトツール・日本語入力支援のChrome拡張・このブログの運営システムまで自作。「非エンジニアが実際に試して分かったこと」だけを、できるだけやさしく発信しています。

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