「東大のAI講座が、無料で公開された」——2026年6月、そんなニュースが話題になりました。
東京大学・松尾研究室の大規模言語モデル(LLM)講座です。
「すごい!
自分も受けて、AIに詳しくなれる?」
と思った方へ、正直なところをお伝えします。
先に結論を言うと、中身はかなり技術寄りで、完全な初心者がいきなり全部を理解するのは難しいです。
ただ、非エンジニアにとっても”使い方しだいで価値がある”のも事実。
この記事では、何が公開されたのかを正確に整理し、非エンジニア会社員がどう活かせばいいかを、実際に資料をのぞいてみた立場でお話しします。
※内容・公開期間・申込状況は2026年6月時点の情報です。
最新は松尾・岩澤研究室の公式サイトでご確認ください。
何が無料公開されたの?(事実の整理)
まず、何が公開されたのかを正確に押さえましょう。
報道によると、こうです。
| 項目 | 内容(2026年6月時点) |
|---|---|
| 公開元 | 東京大学 松尾・岩澤研究室 |
| 公開物 | 「大規模言語モデル講座2025 基礎編」の講義資料(スライド) |
| 料金 | 無料(期間限定公開) |
| 内容 | Transformer・Attention、事前学習〜事後学習(RLHF)、モデル活用など |
| 注意 | 2026年のライブ講座の受講申込は締切済み。資料の閲覧は可能 |
ポイントは、公開されたのは主に「講義の資料(スライド)」だということ。
誰でも見られる形でAIの中身を学べる、という太っ腹な話です。
ただし内容は、AIの”仕組み”を本格的に扱うものです。

正直レビュー:非エンジニアには難しい?
正直に言います。
この講座は、難易度が高めです。
AIを「使う」ための講座ではなく、AIが「どう動いているか(仕組み)」を学ぶ、本格的な技術寄りの内容だからです。
- 前提として、プログラミングや数学の知識があると理解しやすい
- 用語(Transformer、Attentionなど)が専門的で、完全な初心者には難しく感じる
- 「明日の仕事ですぐ使うテクニック集」ではない
なので、「これを受ければ非エンジニアでもAIマスター」と期待すると、たぶん挫折します。
でも、それでも見る価値はあります。
次でその理由を説明します。

それでも非エンジニアが得られる3つの価値
難しくても、のぞいてみる価値はあります。
理由は3つです。
| 価値 | どういうことか |
|---|---|
| ① AIの”中身”を一次資料で知れる | 信頼できる東大の資料。ネットの噂より正確で、だまされにくくなる |
| ② 無料で日本語の本格資料 | 本来は高価な内容を、お金をかけずに読める |
| ③ 用語の”地図”ができる | 言葉を拾うだけでも、AIニュースが前より読めるようになる |
とくに③が大きいです。
全部を理解しなくても、「Transformerってこういう仕組みか」と眺めるだけで、ニュースや会議でのAIの話が”自分ごと”になります。
AIリテラシーが評価される流れはAI求人が非エンジニアに2.5倍|会社員が今やる3つの準備でも解説しています。

非エンジニアの現実的な使い方
では、どう向き合えばいいか。
完璧主義を捨てるのがコツです。
【非エンジニア流・松尾研資料の使い方】
1. 全部を理解しようとしない(最初の数十枚でOK)
2. 気になる用語だけ拾って、手元のAIに解説してもらう
(例:「Transformerを中学生にもわかるように説明して」)
3. 難しすぎたら、やさしい入口から
(松尾研には初心者向けのデータサイエンス講座もある)
4. そして土台は「手元のAIを毎日使う」こと
資料を読む × その場で手元のAIに噛み砕いてもらう、の合わせ技がいちばん効率的です。
「資格より、まず使う」という考え方はAI資格って意味ある?非エンジニアが取る前に知ることにも書いています。
私の場合|資料をのぞいてみた正直な感想
<実際に見てみて>私もプログラミングができない非エンジニアです。
話題になっていたので資料をのぞいてみましたが、正直に言うと「うっ、難しい……」が第一印象でした。
専門用語が並び、すべてを理解するのは私には無理でした。
でも、「AIの中身ってこうなっているのか」と雰囲気をつかめただけでも収穫でした。
わからない用語を手元のAIに「やさしく説明して」と聞きながら読むと、断片的ではありますが少しずつ理解が進みました。
大事なのは”全部わかること”ではなく、”AIをこわがらずに付き合えるようになること”。
その意味で、無料で一次資料に触れられるのはありがたい機会だと感じました。
AIの独学の進め方は会社はAIを教えてくれない|独学で差をつける5ステップにまとめています。

よくある質問
Q. 誰でも見られますか?
無料?
A. 講義資料は期間限定で無料公開されています(2026年6月時点)。
閲覧に高度な手続きは不要ですが、公開期間があるため、最新状況は公式サイトでご確認ください。
Q. プログラミングができなくても大丈夫?
A. 読むだけなら可能ですが、内容は技術寄りです。
完全な初心者は「全部理解する」より「雰囲気をつかむ」目的が現実的。
わからない用語は手元のAIに解説させながら読むのがおすすめです。
Q. 今から講座を受講できますか?
A. 2026年のライブ講座の受講申込は締切済みと報じられています。
今は「公開された資料を読む」形になります。
次回の募集は公式サイトで確認してください。
まとめ
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 何が無料に | 松尾研「LLM講座 基礎編」の講義資料(期間限定) |
| 難易度 | 技術寄りで高め。完全初心者がいきなり全部は難しい |
| それでも価値 | AIの中身を一次資料で知れる/用語の地図ができる |
| 使い方 | 全部やらない・用語を手元のAIに聞く・土台は毎日使う |
「東大の無料AI講座」は、たしかにすごいニュースです。
でも、あなたのAI力を本当に伸ばすのは、難しい講座を完璧にこなすことより、毎日の積み重ね。
今日からできる小さな一歩として、まずは気になるAIの用語をひとつ、手元のAIに「やさしく教えて」と聞いてみてください。
それが、いちばん続く学び方です。
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